国会議員団マイナ追及委/衆参議員で意見交換

 日本共産党国会議員団の「保険証廃止撤回・マイナンバー問題追及委員会」の第3回会合を開き、意見交換を行いました。

 先週5日の閉会中審査で質問に立った高橋千鶴子衆院議員は、政府の個人情報保護委員会がマイナンバーの紐づけ誤りや公金受取口座の誤登録等を個人情報の漏洩と認識していると指摘。個情委が昨年公表した自治体に対する調査結果で、約8割の自治体でマイナンバーの管理体制に不備があり、システムのログ分析で73%に不備があったとの資料を紹介し「政府はこれをわかっていて自治体に『総点検』を投げている」と指摘。また、マイナンバー制度のねらいは「税補足が正確にできる」「医療費適正化」であることを、制度創設時の答弁でも明らかであると、強調しました。

 各地での運動について、吉良よし子参院議員がマイナンバー問題の街頭宣伝を山添拓参院議員らと行った経験を報告。マイナ保険証について賛否を投票してもらったところ、賛成は5人、反対派81人という結果で、「これだけ問題が出ているのに立ち止まらない政府に対する憤りが広がっている」と語りました。

 他の議員からも、マイナンバー問題に対する国民の怒りが広がっていることが報告されました。

 私(追及委の責任者)は「『なぜマイナカードを押し付けるのか』『政府はなぜこれほど急ぐのか』という国民の疑問にこたえるためにも、今日公表したアピールを使って、取り組みを広げよう」と述べました。