栃木県特別支援学校の那須・栃木寄宿舎廃止計画に対して、存続求める保護者の皆さんと懇談。
「寄宿舎の生活で、お風呂も自分で入り、ドライヤーで髪を乾かすことも。自立の場になっている」「家では言うこと聞かないが、寄宿舎ではお風呂も洗濯も自分でやるように」と。
教育の場である寄宿舎は存続を。
障害児寄宿舎存続を/塩川議員ら保護者と懇談/栃木
「しんぶん赤旗」7月21日・首都圏版より
栃木県の「栃特寄宿舎の存続を求め未来につなぐ会」(栃木市)と「那須特別支援学校寄宿舎の存続を求める会」(那須塩原市)が16日、日本共産党の塩川鉄也衆院議員、野村せつ子県議らと懇談しました。
両会とも特別支援学校に通う障害児の保護者らが中心になって寄宿舎の存続を求め活動しています。
懇談で、ある保護者は「寄宿舎に入った娘は1人で着替えを準備し入浴できるようになった。本人も大きな自信になっている」と発言。「週末に家に帰ってくると家事を手伝ってくれるように変わった」「距離を置くと親子の関係が良くなる。週末に子どもが帰ってくるとかわいいと思え、虐待や家庭内暴力を防ぐことにもつながる」など寄宿舎の重要性が次々と訴えられました。
塩川議員は「寄宿舎の教育的役割を実感する。閉舎を延期させたことは運動の正当性の証明でもある。さらにひろく寄宿舎の役割を知らせることは閉舎を食い止める力になる」と激励しました。野村県議は「みなさんの運動や専門的知見に学び、存続のために力を尽くしたい」と話しました。
あべ秀実鹿沼市議、秋山ゆきこ大田原市議など関係市町の党議員も出席。要望を聞き、意見交換しました。