党マイナ追及委/政府「総点検」や保険証廃止/個人情報保護委員会の在り方について追及

 党国会議員団「保険証廃止撤回・マイナンバー問題追及委員会」の第6回会合。政府のマイナンバー「総点検」や保険証の廃止、個人情報保護委員会の在り方について、政府を追及しました。

 政府のマイナンバー「総点検」は、紐づけの誤りが起きる恐れのある事項だけ個別データの点検を行う方針です。

 デジタル庁は「個別データの点検を行えば、紐づけ誤りは相当程度修正されるはずだ」と説明。

 議員からは「データ点検を行う対象に入らない事項の誤りは発見できないのではないか」との指摘があがりました。

 現在、マイナ保険証を持っているのは国民の半数でしかなく、申請主義の資格確認証の交付対象や職権での交付について質問。

 厚生労働省は「保険医療が受けられないことがないよう、柔軟に対応する」と述べつつ、「基本はマイナ保険証、資格確認証は補完」と固執する姿勢を示しました。
議員からは自治体など保険者の負担を考えても「そのまま現行の保険証を残すべきだ」との声が相次ぎました。

 私(追及委責任者)は「個人情報保護委員会とデジタル庁の所管外人が同じという在り方が問題だ。菅内閣での個人情報保護法の改悪はデジタル改革を推進する立場で行われたものだ」と批判。

 個人情報保護委員会事務局は「独立組織であると法で規定している」と反論。

 私は「個人情報の利活用委員会になっている。大本が問われている」と主張しました。