衆院比例予定候補(北関東)駆けある記/「首上げ料」いりません/塩川鉄也さん

「しんぶん赤旗」8月30日・首都圏版より

 夏休み、自宅や実家周辺の草刈りをしていると、頭の上をごう音を上げて飛行機が何機も飛んでいきます。空自入間基地や米軍横田基地の飛行機です。その中には米軍オスプレイもありました。その都度、首を持ち上げていたら、首筋が痛くなってきました(草刈りのせいかもしれませんが・・・)。昔、地元の人は、自衛隊機の騒音被害などに対する国の見舞金を「首上げ料」と言っていたそうです。

 日米政府は、米海兵隊オスプレイについて、航空法の定める最低安全高度(150メートル)を下回る60メートルの高度で訓練飛行することを合意しました。米軍が勝手に決めた訓練ルートを飛ぶだけでなく、自衛隊の訓練空域も使用するといいます。民家もある中山間地や河川上空に、自衛隊による最低安全高度以下の飛行許可区域が設定されており、低空飛行訓練の危険性は明らかです。

 しかも防災ヘリやドクターヘリ、ドローン飛行などとの事前調整は行わないとのこと。救急搬送や災害対応に支障が生じる重大問題です。

 自衛隊はといえば、入間基地配備のC2輸送機にスタンド・オフ・ミサイルを搭載・発射する計画を進めています。輸送機が攻撃機に様変わりします。

 「首上げ料」は要りません。戦争準備の軍拡をやめてもらいたい。