PFAS汚染問題/調査経費など総合的な政府の対策を/党国会議員団の沖縄調査

 米軍嘉手納基地内から流れ出る大工廻(だくじゃく)川付近で、PFAS汚染問題について県企業局からヒアリング。

 この視察地点において、水質目標値の10倍超の512ng/Lの汚染が確認されている。県として、嘉手納基地内の調査、水道水汚染に係る経費の国負担、PFASに関する総合的な対策を求めている。

 

 

 


沖縄PFASで聞き取り/共産党調査団

「しんぶん赤旗」9月29日・2面より

 沖縄市では、米軍嘉手納基地(北谷=ちゃたん=町など1市2町)内を通って北谷浄水場の取水源の比謝(ひじゃ)川(現在は取水停止)に流入している大工廻(だくじゃく)川を視察しました。沖縄県企業局の職員は、視察した地点で昨年度、PFOS(ピーフォス)、PFOA(ピーフォア)=ともにPFASの一種=の合計値が1リットル当たり512ナノグラムと国の指針値(1リットル当たり50ナノグラム)の約10倍検出されたことなどを説明しました。

 職員は「県としては、原因は嘉手納基地ではないかと考えている」と述べ、繰り返し基地への立ち入り調査を求めていることなどを説明。「国は早く汚染源の調査をしてほしい」と述べ、米軍が立ち入りを認めない現状を訴えました。小池氏は「私たちも国会で取り上げ、日米両政府に求めます」と応じました。

 視察の間にも嘉手納基地からは声が聞こえなくなるほどの爆音とともに米軍戦闘機がひっきりなしに離陸していきました。