栃木・佐野市/「田中正造を現代に活かすシンポジウム」に出席

 栃木県佐野市で行われた「田中正造を現代に活かすシンポジウム」に出席。今回で23回目。テーマは「安倍政権の改憲発議は許さない 市民共同の発展でつくる新しい政治と田中正造」。
 
 足尾鉱毒事件で被害者救済に尽力し、政府と古河財閥に対峙した田中正造のたたかいは、今日の原発事故における国と東電の責任を問うたたかいと共通するものです。
 
 栃木でも広がる市民と野党の共闘をさらに広げて、安倍改憲阻止、原発ゼロの実現のために力を合わせようと訴えました。

「しんぶん赤旗」2月22日付・地方総合面より
田中正造に学ぶ/現代のたたかい/栃木・佐野でシンポ
 
 足尾鉱毒反対でたたかったことで知られる田中正造の生地・栃木県佐野市で18日、第23回「田中正造を現代に活(い)かすシンポジウム」が開かれました。テーマは「市民共同の発展でつくる新しい政治と田中正造」で、県内外から約140人が参加しました。
 
 飯田進代表世話人が「明治維新150年と田中正造」と題して基調講演。安倍首相が年頭所感で表明した「明治維新150年」について「『国難』に立ち向かったとされる時代と現在を同一視させ、改憲と結びつける主張だ」と指摘しました。
 
 戦争法の廃止と立憲主義の回復を求める栃木県民ネットワークの田中徹歩事務局長(弁護士)が講演。安倍政権の9条改憲の狙いを解明したうえで、「これまでの枠を超えて、自衛隊の存在を認める人々も含め、大きくウイングを広げる必要がある」と訴えました。
 
 憲法九条を守る歌人の会の呼びかけ人・奈良達雄氏が講演。日本共産党の塩川鉄也衆院議員が改憲をめぐる国会情勢と国民のたたかいで発言しました。