防衛省は住民説明会を/埼玉・入間基地拡張強化計画で防衛省ヒアリング

 入間基地拡張強化計画について、防衛省ヒアリング。ストップ基地拡張!市民の会、党入間市議団らが参加。

 うっそうとした林が切り開かれ、自衛隊病院などを建設するための造成工事が進んでいます。参加者から樹木伐採による航空機騒音の増大や雨水排水処理対策への懸念が出されました。自衛隊病院の汚水処理方法についても心配の声があがりました。

 これらの疑問に答える場が必要です。たった1回の説明会で終わりとはなりません。防衛省は、住民説明会を開くべきです。


入間基地拡張説明せよ/防衛省に塩川議員や市民ら迫る

「しんぶん赤旗」10月17日付・首都圏版より

 日本共産党の塩川鉄也衆院議員、安道佳子、小出亘、佐藤匡の各入間市議と「ストップ入間基地拡張!市民の会」のメンバーら市民は5日、航空自衛隊入間基地(埼玉県狭山市、入間市)の拡張問題について、衆院第2議貝会館で防衛省から説明を求めました。

 この問題をめぐっては、防衛省は、同基地に隣接する留保地(約28ヘクタール)に「災害対処拠点」(訓練場)や自衛隊病院を新設置する計画を進めており、現在は造成工事中です。

 同基地では、海外展開を前提にした大型輸送機C2の配備も進み、輸送と医療分野での兵たん拠点づくりが進んでいます。

 参加者からは、同病院の医療活動や、排出される汚水、留保地の樹木の伐採で生じる騒音の影響や鉛汚染の除去状況など、不安や問題点が次々出されました。

 塩川氏は同省に対し、昨日行った現地視察を踏まえ、留保地に一部残る樹木では、騒音抑制効果が低いことや、同病院が行う医療活動が不明で市民は不安を抱えていると指摘。その上で、「説明会をきちっと開くべき。さまざまな懸念に応える必要がある」と述べ、防衛省に住民説明会を開くよう求めました。