依存症千葉教室に参加/全国薬物依存症者家族会連合会主催

 全国薬物依存症者家族会連合会(やっかれん)が主催する依存症千葉教室に参加。文部科学省の委託事業です。薬物だけでなく、インターネット、ゲームなどの依存症について、依存経験者やその家族、支援者が、その体験や支援活動について、語り交流する場となりました。

 この間、薬物依存症者の家族を支援し、薬物依存症者の回復を支援する「やっかれん」の活動のお手伝いをしてきました。

 特に厚労省や法務省、文科省、内閣府、警察庁などへ行政機関への働きかけをサポートしてきました。

 「薬物依存症は病気」と訴えてきた「やっかれん」をはじめとした関係者の取り組みによって、政府の施策、事業も変わってきたのは大きな成果です。

 薬物依存症者の治療、回復を支援する取り組みを前進させるために、ご一緒にがんばりたい。

 

 


安心と信頼が必要/千葉/依存症の学習会

「しんぶん赤旗」12月28日付・14面より

塩川氏あいさつ

 依存症への正しい知識を教育関係者や保護者、地域住民に広めようと、文部科学省委託事業の学習会「あなたの身近にある依存症千葉教室」(主催・全国薬物依存症者家族会連合会=薬家運)が24日、千葉県教育会館で開かれました。日本共産党の塩川鉄也衆院議員が出席しました。

 埼玉県立精神医療センター副病院長の成瀬暢也氏が「薬物依存症とは」と題して講演。「依存症は病気であり懲らしめてよくなるものではない。安心できる居場所と信頼できる人がいれば健康に生きていける」と指摘しました。

 最近問題化している「ネットーゲーム依存」について、芳山隆一氏(アスク・ヒューマン・ケア企画開発室長)は「解決の糸口は、子どもがなぜ依存するのかを理解すること。自助グループや医療機関に助けを求めてほしい」と説明しました。

 オンライングーム依存の当事者も、「生きる苦しさにフタをするためにアディクション(依存)を使わざるをえなかった。回復を共に目指す仲間がいるから生き延びられている」と訴えました。

 薬家運と各府省との話し合いをサポートしてきた塩川議員は、「薬家連の活動が『薬物依存症は病気』だという方向に行政の認識を前に進めてきた。依存症のみなさんが、生きていてよかったと思える社会につなげるために力を合わせたい」とあいさつしました。