国会・社会全体のバリアフリー化前進を

 今回の参院選で、重い障害をもつ二人の候補者が当選しました。参議院ではすでに、本会議場をはじめハード面の改修作業が行われ、国会での質問、発言をサポートするソフト面の対応についても、秋の臨時国会に向けて議論を行っています。

 衆議院側も、本会議場の傍聴席の改修や議員立法提出者として衆議院で発言、答弁できる環境づくりなど、ただちに行うべき課題があり、議院運営委員会で検討することになりました。

 また、請願・傍聴など、国民に開かれた国会とするうえで、議会全体のバリアフリー化を進めることも大切です。私もこの間、繰り返し要望し、議員会館内に点字シールを貼るなどの取組みが進んでいます。

 大事なことは、国民の代表である国会議員の議会活動を全面的に保障するとともに、障害者の就労支援など国の制度の見直しにつなげていくことです。

 自治体・地方議会の取組みにも学び、国会そして社会全体のバリアフリー化を前進させたい。