「桜を見る会」と後援会行事の「前夜祭」が一体/野党国会対策委員長連絡会

 野党国会対策委員長連絡会開く。

 「桜を見る会」問題を議論。マスコミ報道で、「桜を見る会」と後援会行事の「前夜祭」が一体となっている安倍事務所の「ご案内」も明らかに。

 招待基準の「功労、功績」について、後援会員も対象というのは説明がつかない。

 安倍首相が答えないと収まらない問題だ。審議の場を要求する必要があると一致。


桜を見る会/首相に説明求める/野党国対委員長が一致

「しんぶん赤旗」11月14日付・2面より

 安倍晋三首相主催の「桜を見る会」を安倍氏の後援会活動に利用していた私物化問題について、日本共産党と、立憲民主党や国民民主党などの共同会派は13日、国会内で野党国会対策委員長連絡会を開き、予算委員会の集中審議で安倍首相自身の説明を求めることで一致しました。

 野国連では、「各界の功績・功労があった人」という招待基準では、安倍首相の後援会の850人の招待との重大な矛盾があり、徹底解明が必要だとの認識で一致しました。

 野党の追及やメディアの報道によって、「安倍晋三事務所」名のツアー申込文書などが明らかになりました。後援会行事であったにもかかわらず、安倍氏の関係団体の政治資金収支報告書に記載されていないのは政治資金規正法違反だとして、安倍氏本人の説明を求めることを確認しました。

 日本共産党の穀田恵二国対委員長は同日の記者会見で、政府に来年の「桜を見る会」の中止など見直しを検討する動きがあることへの見解を問われ、「検討する前に真実を明らかにし、“これは間違っていた”と明らかにしなければ何の意味もない。ことをうやむやにしてやりすごそうとしていること自体問題だ。首相自身が850人もの後援会を案内し、『安倍晋三事務所』の名前まで出てきている以上、なにも解明せずにフタをしたまま『検討する』というのは、検討の土台が間違っている」と批判しました。