台風19号/被災者支援制度の「まちかど説明会」/栃木県栃木市

 台風19号の豪雨による河川氾濫で、8千棟の住家被害のあった栃木県栃木市。「市が説明会を行わないので」ということで、市議会議員有志が被災者支援制度の「まちかど説明会」を開きました。会場となった祝町は、腰の高さまで水が来る床上浸水地域です。

 60名を超える被災者が集まり、被害の状況や支援制度の活用の仕方について、質問、意見が相次ぎました。

 住宅応急修理をはじめとして、制度の周知とともに、支援制度の拡充・改善の必要性を痛感しました。


台風19号/被災者支援/青空説明会/栃木で塩川議員らアドバイス

「しんぶん赤旗」12月1日付・15面より

り災証明書、エアコン修理は…

 台風19号で甚大な被害を受けた栃木県栃木市の祝町で30日、被災者支援制度の相談にのる「青空説明会」が開かれ、約60人が参加しました。

 日本共産党の白石幹男、川上均の両市議と無所属の内海まさかず市議が開いたもので、塩川鉄也衆院議員、野村せつ子県議も駆け付けました。

 「まだ、り災証明書が届いていないがどうしたらいいのか」「エアコンの修理費は補てんされるのか」「一刻も早く修理したいと思い、手続きせずに、工事をしたがどうしたらいいのか」など次々と手が挙がり、質問に市議らが回答。エアコン修理は「住宅応急修理対応できないが、市独自の補助制度で50万円まで救済できる」と説明しました。

 塩川氏は「みなさんの暮らしに先が見えるようにするうえで、国の制度に不十分さがある。国会で取り上げる」と述べ、野村県議とともに、寄せられた質問にアドバイスしました。

 水没で車3台が廃車になったという女性は「分かりやすい説明で助かりました。来てよかった」と話しました。