厚労省職員感染で報告を要求/検事長定年延長の文書提出を/野党国対委員長連絡会

 野党国対委員長連絡会開く。

1)厚労省職員の新型コロナウイルスの感染を受け、加藤大臣以下厚労省内の接触状況について、PCR検査結果など報告を求める。また、現地対策本部の橋本副大臣、自見政務官の活動状況の報告を求める。

2)黒川東京高検検事長の定年延長問題に関し、定年延長の解釈変更を決裁した文書を26(水)朝の予算理事会までに提出することを求める。

 以上、確認し、自民党に申し入れた。


新型肺炎/厚労相らの感染検査求める/野党国対委員長が会談

「しんぶん赤旗」2月22日付・2面より

 横浜港沖に停泊中のダイヤモンド・プリンセス号に乗務し事務業務にあたる厚労省職員2人、内閣官房職員1人が新型肺炎に感染したことが明らかになりました。野党国対委員長は21日、この問題をうけ緊急に会談し、船内での業務にあたる橋本岳厚労副大臣と自見はなこ政務官をはじめ加藤勝信厚労相ら同省幹部らの新型コロナウイルス感染検査(PCR検査)を求め、結果をすみやかに国会に報告することを政府与党に要請しました。また、橋本、自見両氏の乗船日時と業務内容などについても報告を求めました。

 同日の衆院財務金融委員会で厚労省の担当者は、橋本、自見両氏と、今回感染した同省の2人との接触があったことを明言しています。


森法相の虚偽答弁疑い/決裁文書提出求める/野党国対委員長

「しんぶん赤旗」2月22日付・2面より

 日本共産党と、立憲民主党、国民民主党などの共同会派の国対委員長は21日、国会内で会談し、黒川弘務東京高検検事長の定年延長にかかわる法解釈変更をめぐり、森雅子法相の衆院予算委員会での「(法務省の)部内で必要な決裁をとっている」との答弁に虚偽の疑いが深まったとして、政府に「解釈変更」の「決裁」を裏付ける関連文書を衆院予算委員会理事会に提出するよう求めることを確認しました。

 会談後に立民の安住淳国対委員長は自民党の森山裕国対委員長と会談し、森法相の虚偽答弁の疑いを厳しく指摘。来週水曜までに法解釈変更の「決裁」を裏付ける文書を衆院予算委理事会に示すよう求めました。

 森山氏との会談後記者会見した安住氏は、「口頭決裁なんてルールは霞が関にまったくない。法相が虚偽答弁をしたということになれば、日本の司法制度の根幹が揺らぐ」と厳しく批判しました。