野党の「河井買収事件実態解明チーム」立ち上げ/野国連

 野党国対委員長連絡会開く。今日のしんぶん赤旗の1面記事が話題に。(写真下↓)

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「しんぶん赤旗」6月24日、日刊紙1面(クリックで拡大します)

 安倍首相は参院選前の半年間で、河井克行衆院議員との単独面会を9回も行っており、その前後に資金提供が行われていた。

 野党として「河井買収事件実態解明チーム」(座長:階衆院議員、副座長:藤野保史衆院議員)を立ち上げることを確認。識者のヒアリングや現地調査に取り組み、国会でも追及していくことに。

 

 


河井買収/解明めざす/野国連/野党、調査チーム立ち上げ

「しんぶん赤旗」6月25日付・2面より 

 日本共産党と、立憲民主党、国民民主党などの共同会派は24日、国会内で野党国対委員長連絡会を開き、昨年7月の参院選をめぐる大規模な買収事件で逮捕された河井克行前法相(衆院議員)と妻の案里参院議員による買収の実態や買収資金の原資、自民党からの資金提供などについて調査するための「河井買収事件実態解明チーム」を立ち上げることを決めました。

 野党のチーム立ち上げは、「しんぶん赤旗」24日付報道を受けたものです。本紙は、河井前法相と安倍首相が昨年12回も面会し、うち9回は単独で面会。その面会前後に自民党から巨額の資金提供が行われていることを報じました。

 立憲民主党の安住淳国対委員長は記者会見で、「赤旗」報道を示し、「安倍首相が河井氏と頻繁に面会し、多額の資金がその後に拠出されたことは、何らかの関連性があると疑わざるをえない」と指摘。「かりに首相が克行氏と会い資金の提供を決めたということならば、首相の大きな責任になる」と強調しました。

 日本共産党の穀田恵二国対委員長は、「チームを通して、関係者に意見を聞き事実関係の調査を行う。同時に、閉会中審査でもこの問題を追及する」と表明しました。

「政治とカネ」の集中審議を拒否/与党

 衆院予算委員会の与野党筆頭理事は24日、国会内で協議し、野党側は「政治とカネ」をテーマに集中審議の開催を要求しました。与党側はこれを拒否しました。