【「しんぶん赤旗」掲載】新しい政治の旗掲げて/塩川鉄也衆院議員/駆けある記

「しんぶん赤旗」9月5日付・首都圏版より

 この間、コロナ対策で医療関係者と懇談を重ねてきました。群馬県医師会長は「大規模なPCR検査で感染者を特定、保護することが感染拡大を防ぐ」と強調。受診抑制による医療機関の経営危機への支援を訴えました。埼玉県医師会長は「保健所が減ったのは問題。公立公的病院の統廃合がストップしたのはよかった」と述べました。

 お二人とも、医療機関がギリギリの経営を強いられる仕組みを見直す必要性を指摘して、「余裕がもてる医療体制をつくってほしい」と訴えていました。

 コロナを機に、浮き彫りになった医療体制や公衆衛生のぜい弱さは、安倍政権の失政とともに、市場原理と自己責任を国民に押し付ける新自由主義的な政治システムのゆきづまりを示しています。

 この間私は、立憲民主党の国会議員らと医療機関への共同調査も行ってきました。このゆきづまった体制を転換するのが野党共闘のめざす方向です。野党の本気の共闘を実現し、自民党政治に代わる新しい政治の旗を掲げて総選挙をたたかいたい。