【「しんぶん赤旗」掲載】新春随想/赤いネクタイで

「しんぶん赤旗」1月8日付・首都圏版より

 今年は丑(うし)年。私は年男。還暦です。生まれ変わったつもりで、赤い頭巾ならぬ赤いネクタイを締めて、新春に臨んでいます。

 東日本大震災、原発事故から10年。被災者の生活と生業(なりわい)の再建、復興のために力を尽くしたい。命と暮らし、ふるさとを奪った原発は、きっぱり廃止。原発ゼロの日本を実現しましょう。

 今月22日に核兵器禁止条約が発効します。被爆者を先頭にした世界の運動の画期的な成果です。核兵器禁止条約に背を向ける菅政権に代わって、署名、批准する政府をつくりたい。

 国会で日本共産党への信頼が広がっています。ある野党の議員は「桜を見る会のスクープも、学術会議のスクープも『しんぶん赤旗』。本当にすごい」と述べていました。別の議員は「『赤旗』を使って質問したい」と言ってきました。権力を監視し、政治の私物化を許さない日本共産党の値打ちが光っています。

 コロナ禍を乗り越え、新しい日本をつくる年にしたい。「丑」の字は、手の指先に力を入れて、物をつかむ様を意味しているそうです。みなさんと力を合わせ総選挙で、この手に野党連合政権をつかみ取りましょう。