菅首相の施政方針演説を聞いて

 コロナ対策は、国民に要請するばかりで、政府が行うのは罰則強化の特措法改定だけ。持続化給付金、家賃支援給付金は、打ち切りではなく、継続・再給付を。

 深刻な雇用問題の具体策なし。非正規拡大の規制緩和路線こそ転換せよ。

 菅首相の「自助」によって、75歳以上の医療費窓口負担は1割から2割に。一方、大企業・富裕層は、未曽有の金融緩和という「公助」で大儲け。医療費の負担増は撤回、大企業・富裕層に応分の税の負担を求め、消費税は引き下げを。

 東電原発事故から10年。反省のないまま、原発推進。カーボンニュートラルといいながら、石炭火力発電推進には口をつぐむ。原発・石炭火発ゼロ、再エネ・省エネの急速な普及に全力を。

 民意無視の辺野古米軍新基地建設強行、無駄遣いのイージスシステム固執に未来はない。核兵器禁止条約を批准する政府を実現しよう。

 大問題となった学術会議任命拒否問題に言及なし。学問の自由、表現の自由、民主主義を守れと追及していきたい。

 菅首相は、桜を見る会の虚偽答弁で「おわび」するなら、安倍前首相の証人喚問こそ。吉川鶏卵汚職事件、河井選挙買収事件、秋元カジノ買収事件の真相究明こそ。