感染者急増/在宅死は決して出さない/埼玉協同病院の増田剛院長と懇談

 埼玉協同病院の増田剛院長と懇談。梅村さえこ前衆院議員・北関東比例予定候補、村岡正嗣県議と一緒に。

 感染者が急増し、自宅療養者や入院・宿泊療養調整中の感染者が増加。在宅死は決して出さないという思いで取り組んでいる。

 五輪開催による負のメッセージは大きい。五輪は中止し、その力をコロナ対策に振り向けるべき。

 若い世代のワクチン接種や抗体カクテル療法の入院前での使用の実施を始め、感染拡大地域のいっせい検査の実施、地域の医療資源を活用した自宅療養者への訪問診療など、やるべきことをやりつくすとき。

 現状は、保健所が任務を果たせなくなっている。保健所機能の抜本的強化をはかることが必要だ。


大規模検査/今こそ/埼玉/塩川・梅村氏、病院長と懇談

「しんぶん赤旗」8月1日・4面より

 日本共産党の塩川鉄也衆院議員、梅村さえこ衆院北関東比例予定候補、村岡正嗣埼玉県議は30日、埼玉県川口市の埼玉協同病院を訪ね、増田剛院長らからコロナ感染拡大への対応などについて話を聞きました。

 塩川氏は、埼玉県を含む首都圏で相次いで新規感染者数が過去最多となり、再び緊急事態宣言発令が決まる中で医療は逼迫(ひっぱく)し、自宅療養や入院調整中の人が増えているとして「ぜひ現場の実態を聞かせてほしい」と述べました。

 増田院長らは、同病院の発熱外来の陽性率が30~40%台と顕著に上がっており、保健所が濃厚接触者を追う余裕がなく、発熱外来に来た人が後から濃厚接触者だと判明した事例もあると紹介し、「今こそ、東京や埼玉などに大規模検査が必要です」と強調。感染拡大を止めるためにも、東京五輪は中止すべきだとして「『オリンピックをやめたんだから、みんな頑張ろう』と言うのが、一番強烈なメッセージになるのでは」と話しました。

 塩川氏は「五輪中止を訴えるとともに、検査の拡大や医療機関への支援、困難な状況にある事業者への補償などを求めていきます」と応じました。