【新聞「新埼玉」掲載】五輪より命優先する政治こそ必要

新聞「新埼玉」8月号より

塩川鉄也の国会から埼玉から

 国会は閉会しましたが、野党共闘は継続しています。毎週水曜日に、野党国対委員長連絡会を開き、政府のコロナ対策や五輪対応などを点検、是正する取り組みを具体化しています。

 「菅首相は国会で説明せよ」と、憲法53条に基づく臨時国会の召集を要求しました。また、政府が臨時国会を召集するまでの間、コロナ・五輪を所管する委員会の閉会中審査を求めています。私もこの間、内閣委員会で、政府が酒の提供停止に応じない飲食店に対し、金融機関や酒類販売事業者から圧力をかけさせようとした問題をとりあげ、法律に基づかない横暴なやり方を撤回させ、西村康稔経済再生担当相の辞任を要求しました。

 さらに野党は、海外からの五輪参加者の水際対策(バブル)に穴が開いていると、オリパラ総点検チームを立ち上げ、現地調査、政府ヒアリングなどに取り組んでいます。

 「五輪より命を」「五輪を中止しコロナ対策に集中を」と、国民の命を最優先にする政治こそ必要です。野党共闘の前進、日本共産党の躍進で、野党連合政権の実現を。

(衆議院議員・党国会対策委員長代理)