【議院運営委員会】自民案を倫選特付託/野党は本会議質疑を要求

 比例代表に「特定枠」を設ける自民党の参院選挙制度改定案について、本会議での質疑を行わず政治倫理・選挙特別委員会に付託することを、自民、公明の賛成多数で決めました。議会制民主主義の土台をなす問題で自民党の一方的なやり方は許されないとして、共産、立憲民主、国民民主、無所属の会、維新はそろって反対しました。

 わたしは、参院では与党が賢疑を打ち切り、討論を省略する動議を強行した。審議は尽くされておらず、衆院では本会議から質疑すべきだ――と主張。抜本改革に値しない自民党の党利党略の案に対し、世論調査でも反対が7割にのぼるなど、主権者・国民の理解は得られていない――と批判しました。


「議事録」
<第196通常国会 2018年07月13日 議院運営委員会 48号>

○塩川委員 我が党は、本会議における趣旨説明、質疑を要求するものであります。
 参議院では、与党が質疑を打ち切り、討論を省略する動議を強行したものであります。質疑は尽くされておりません。
 衆議院で本会議からしっかりと議論を行う、国民の理解が得られていない、抜本改革に値しないこの法案については、反対でもあり、十分な審議を尽くすことを求めるものであります。