空自入間基地の強化/戦場になることを想定した予算/防衛省説明

 空自入間基地の強化について、防衛省からヒアリング。

 概算要求段階の86億円が予算案では210億円に。

 増加分の115億円が基地の「抗たん性の向上」のための施設整備費。抗たん性とは軍事施設が敵の攻撃に耐えてその機能を維持する能力のこと。

 戦場になることを想定した予算です。戦争させない政治こそ!


入間基地強化“攻撃されることを想定”/塩川・伊藤氏ら防衛省から説明

「しんぶん赤旗」2月4日・首都圏版より

 日本共産党の塩川鉄也衆院議員と伊藤岳参院議員は航空自衛隊入間基地(埼玉県狭山市、入間市)の強化問題について2日、防衛省の担当者から説明を受けました。柳下礼子、前原かづえの両県議、城下のり子(西1区=所沢市)、いのまた嘉直(西4区=狭山市)の両県議候補、佐藤匡入間市議も出席しました。

 来年度の入間基地の予算措置について約210億円の予算が組まれており、C2輸送機の受け入れや入間基地の抗たん性(敵の攻撃に耐えて基地の機能を維持する能力)の向上に使われます。特に抗たん性の向上にはそのために、約115億円が振り分けられています。電気や配水、通信などライフラインの更新と地中化、二重化のための予であり、これらは台風や地どの災害の際に基地機能を維持できるようにするために必要だと担当者は説明しました。

 質疑応答で、参加者から「抗たん性について担当者の説明の中では『攻撃される』ことには触れていない」との指摘があり、防衛省の担当者は慌てて「攻撃された際の基地機能の維持と災害時の維持を合わせた意味で使った」と訂正しました。