日付:2015-05-18 |
航空自衛隊入間基地(埼玉県狭山市、入間市)に隣接する、旧米軍ジョンソン基地跡留保地(入間市東町)に災害対処拠点施設と自衛隊病院の建設が計画されている問題で、防衛省の担当者から説明を受けた。柳下礼子県議、入間、狭山、所沢、飯能の各市議らが同席。
防衛省担当者は建設予定の両施設について「入間基地の一部として管理する」と述べ、災害対処拠点施設は大規模災害に限定せずに各種事態に対応し、平時では自衛隊の訓練で使われると説明。自衛隊病院は対象を自衛隊員とその関係者のみとし、市民の利用は地域医療機関などと協議のうえ、重症の2次救急患者を受け入れると述べた。
計画は、基地を拡張するもの。長年基地の影響を受けてきた地域住民は基地をなくしてほしいという立場だ。入間基地の航空機騒音対策として機能していた緩衝林をなくそうとしていることや、市民に十分な説明もなく計画を進めている。市民は了解していない。留保地を利用する権利は地元自治体にあり、市民の了解を基本とするべきだ。
防衛省担当者は「丁寧な説明で市民の理解を得られるように努力する」と話した。