日付:2015-08-08 |
【「しんぶん赤旗」日刊紙8月8日付・首都圏版より】
戦後70年の夏、各地の「平和のための戦争展」を訪ねています。
共通しているのは戦争体験を次の世代に引き継ごうという取り組みです。
「埼玉」の戦争展では、高校生や大学生が中心となって90歳以上の戦争体験者の話を聞いた「1000歳からの平和メッセージ」をパネル展示しました。
「小川町」の戦争展では、戦争を実体験した方90人以上に聞き取り調査を行い「先輩からの伝言」にまとめて発行。戦後、だれもが「戦争放棄」の憲法9条を歓迎したことがよくわかります。
政治のことにはあまり関心のなかったご近所の年配の女性が「戦争を知らない人が、でたらめばっかり。空襲でどんなに怖い思いをしたか」と安倍首相を叱っていたといいます。「殺したくない、殺されたくない」と、大学生や高校生たちが自分たちの将来を脅かす戦争法案に反対する行動に立ちあがっています。
世代を超えて、誰もが当事者として戦争法案と向き合う夏です。「9条守れ!」「戦争法案は廃案に!」。