日付:2016-03-23 |
環境委員会の福島視察に参加。
富岡町/宮本皓一 町長と懇談
宮本皓一・富岡町長と懇談。いただいた要望書には「居住制限区域と接する帰還困難区域については、本格的な除染を早急に実施すること」とありました。高橋千鶴子議員が予算委員会で取り上げた問題です。宮本町長は「計画がない中で、国が踏み出さない」と述べていました。
宮本町長は、避難している町民のみなさんが、帰還するか、帰還しないかをすぐに判断せず、将来条件が整えば帰還するという選択肢がとれる「長期待避・将来帰還」という第3の道が必要だと語っていました。
写真(右)は、楢葉町内の除染廃棄物の仮置き場。
大熊町/原発事故による除染廃棄物の保管場所を視察
東電福島第一原発に近い中間貯蔵施設・大熊町保管場を視察。福島県内から運び込まれた除染廃棄物の保管場所です。
フレコンバッグに入った汚染土壌を積み上げ、遮蔽土嚢で覆っています。敷地内は除染をしていますが、空間線量は1.5μSv/h。敷地境界は8.02と高い数値。
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双葉町長・浪江町長と懇談
伊澤史朗・双葉町長、馬場有・浪江町長と懇談。両町とも全町避難が継続しています。両町長とも、帰還困難区域に対する国の方針を示してほしいと述べていました。
馬場・浪江町長は「国は自立をというが、自立できない町民が多数いる。自然災害とは違う」と強調していました。原発事故を引き起こした東電と国の責任が、厳しく問われます。