日付:2016-07-31 |
埼玉県原爆死没者慰霊式に出席、あいさつしました。
原爆で亡くなった方々に心からの哀悼の意を表します。核兵器廃絶と原爆被害への国家補償を求める皆さんの活動に敬意を表するものです。
核兵器の非人道性を訴えてきた被爆者の活動が国際世論を動かしてきました。今年に入って、核兵器禁止条約についての本格的な議論を行う、国連の作業部会が設置され、8月には報告書がまとめられると言います。一方で核保有5大国が反対、作業部会もボイコット、核抑止力論の立場に固執しています。
オバマ米国大統領の被爆地広島訪問が前向きの一歩となるように、核抑止力論を放棄し、核兵器全面禁止のための具体的な行動に踏み出すときです。
日本政府が国連総会で、核兵器禁止条約を求める決議に棄権を続けていることは、被爆国の政府としてきわめて重大です。
核兵器禁止条約の締結をすべての国に求める「ヒバクシャ国際署名」の取り組みは重要です。ともに力を合わせて核兵器のない世界、原発ゼロを実現したい。