日付:2016-09-03 |
日本共産党埼玉県委員会が主催する台風9号による被災者支援対策会議に出席、地方議員の皆さんと意見交換しました。
所沢では高層マンションの地下が浸水、エレベーターが故障し、立体駐車場も駄目になり、数千万円かかるといいます。お年寄りや出産直後の女性も階段の登り降りをしなければなりません。
富士見市では保育園が床上浸水し、子どもたちがボートで避難する場面もありました。改修工事に多額の経費がかかり、国の補助金が直ぐ活用できないかという要望も寄せられています。
実態に見あった被害認定による被災者支援制度の積極的な活用と新たな支援制度の創設も含め取り組んで行こうと確認しました。
また、治水対策として調節池の必要性とともに、被害の大きかった砂川堀が下水道扱いで、防災情報の対象となるべき河川として扱われていなかったことが被害の背景にあるのではないかという指摘もありました。検証と対策が必要です。
砂川堀です。この下流部が新河岸川に合流します。この両側に大きな調節池があります。これでも河川ではなく、都市下水路の扱いだといいます。近くの看板には「砂川堀雨水幹線」とありました。
埼玉県の川越県土整備事務所の河川地図には、今回被害の出た小畔川、霞川、不老川、東川、柳瀬川が記載され、県も被害状況の把握に努めていましたが、多数の浸水被害をもたらした砂川堀は地図には記されておらず、県も被害状況を把握していませんでした。治水対策上、問題はなかったのか?