日付:2012-04-09 |
C1輸送機の後継機となるC2輸送機(C1配備は入間に11機、美保に10機。C130は小牧15機)。C2の性能及び航空自衛隊美保基地・入間基地への配備計画について、防衛省から説明を受けた。地元狭山市や入間市などの市民も参加。
C2はC1と比べて、大きさは1.5倍、重量は3倍、最大積載量と航続距離は4倍になる(資料1。防衛省提出資料。以下、資料4・5を除き、防衛省提出のもの)。23中期防(平成23~27年度中期防衛力整備計画)においては、C2を10機整備することとされている。予算措置として23年度2機(374億円)、23年度4次補正2機(290億円)、24年度2機(329億円)。すでに予算措置された6機はすべて美保基地に配備される。26年度に1機、27年度に3機、28年度に2機を予定。
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資料1(クリックで拡大) |
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資料2(クリックで拡大) |
入間基地に対してC2を配備する具体的計画はないというが、入間基地周辺自治体の要望があったので、2月14日に岐阜基地視察を実施している。視察には県職員、狭山市・入間市などの自治体職員、地方議員が参加したとのこと。
美保基地の滑走路は2500メートルに対し入間基地は2000メートル(資料3)。美保基地周辺は美保湾や中海など水面が広がっている(資料4)。人口密集地の入間基地とは大きな違いがある(資料5)。基地の西側が横田エリアとなっていて飛行ルート制約のある入間基地は運用上の難しさもある(場周経路図 資料6・7)。大型輸送機の離発着の安全性への懸念がある。入間基地配備に関する安全性について問われた防衛省は「性能評価を行っている最中なので最終的な判断は今後となるが、大丈夫ではないかと考えている」。
引き続き注視していきたい。
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資料3(クリックで拡大) |
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資料4(クリックで拡大) |
資料5(クリックで拡大) |
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資料6(クリックで拡大) |
資料7(クリックで拡大) |