日付:2017-07-15 |
バチカン市国のバチカン図書館を視察(写真右)。世界最古の図書館の一つであり、7万5千冊の文書と、15世紀以前の8500冊に上る初期刊行本を含む110万冊を超える蔵書数を誇っています。また、15万点あったローマ法王庁の文書は、17世紀初頭にバチカン図書館から分離され、バチカン公文書館に移管されました。バチカン図書館には伊達政宗からローマ法王にあてられた書簡など日本由来の歴史文書もあります。 | ![]() |
![]() |
2014年以降NTTデータ(日本)は、バチカン図書館の貴重な蔵書や文献の電子データ化作業を進める「デジタルアーカイブプロジェクト」の担い手の一つとなっています(写真左)。 |
イタリア下院を訪問(写真右)。インノケンティウス12世の法王庁として1696年に落成した建物ですが、下院としては手狭で、会派事務所や委員会室、下院議員事務所などは周辺地域に分散しています。本会議場など下院内の施設見学のあと、ステファノ・ダンブルオーゾ伊日議連会長と懇談。ダンブルオーゾ議員は、6月に日本を訪問。衆院環境委員会や法務委員会と意見交換を行っており、私もその時にお会いしたばかりで、歓迎を受けました。 | ![]() |
![]() |
フィレンツェにある欧州連合歴史公文書館を視察(写真左上)。フィレンツェにある欧州連合大学院の付属公文書館として、大学院に隣接して1976年に設立されました。欧州委員会や欧州議会、欧州司法機関など欧州連合の各機関が作成した公文書や政治家・官僚などの寄託私文書を保有しています。欧州連合の公文書は、24か国語で作成するとのこと。書架の公文書は約7キロになります(写真左下)。スタッフは16人。 |
![]() |
![]() |
ヴェネチア国立公文書館を訪問(写真左上)。7世紀末期から1797年までの千年以上に及ぶヴェネチア共和国の歴史文書を所蔵(写真左下)。ヴェネチアと密接に外交、貿易を行ってきた世界中の国に関する文書を保存しており、外国の研究者が多数訪れているとのこと。 16世紀末、天正遣欧少年使節がヴェネチアを訪問した際に、伊藤マンショが総督あてに送った礼状も所蔵しているそうです。 |
![]() |
またヴェネチア国立公文書館は、ヴェネチア地方の国の機関の公文書を管理しています。その書架の総延長は70キロに及びます(写真右)。文書専門家(アーキビスト)養成学校の運営も行っています。 | ![]() |