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日付:2017-09-27
埼玉・ふじみ野市/大井協同診療/子ども食堂について聞き取り
大井協同診療所(ふじみ野市)が運営する多世代コミュニティキッチン「おーいココロンくらぶ」の活動について、鹿野さん、中居さんからお話をお聞きしました。「子ども食堂」と呼ばれている取り組みです。
地域医療に携わる中で、母子家庭や病気のため収入が途絶えて医療費の支払いも困難な世帯、外国人居住者など、生活困窮世帯の実態が見えてきました。
「夏休み明けに体重が減る子どもたちがいる」「親が夜も働き、孤食の子どもがいる」など、何とかしたいという思いで始まりました。高齢者を含め、全ての世代に広がる生活困窮世帯支援の活動になっています。
「おーいココロンくらぶ」は、食事提供、学習支援、地域交流の活動を通じて、誰もが安心して集まれる居場所づくりをめざしています。
生活困窮世帯の中学生が友達を連れて集まるようになったり、「おいしい食事をつくってあげたい」というボランティアの女性たちも生き生きしています。
「地域に安心できる大人がいることをわかってほしい」と鹿野さん。居場所をつくるコミュニティづくりが大切だと実感しています。
埼玉西協同病院でフードドライブの聞き取り
埼玉西協同病院(所沢市)では、組合員などから寄せられた食品を希望者や子ども食堂などに提供する「フードドライブ」の活動についてお聞きしました。
市や社協と連携しながら取り組んでいます。多重債務による生活困窮の実情も見えてくると言います。