日付:2012-10-25 |
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徳島県庁での聞き取り |
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低空飛行の目撃者から話を聞く=徳島県海陽町 |
徳島県知事は2度にわたり、オスプレイによる低空飛行訓練を実施しないよう森本敏防衛相に要請。県議会は6月22日、国に「オスプレイなどの米国軍用機の低空飛行訓練が行われることのないよう」求める意見書を可決しており、徳島県が当初からオスプレイの訓練反対の声をあげていることに敬意を表する。
県庁での聞き取りで豊井泰雄経営戦略部長は「住民の不安や懸念が解消されない限りオスプレイによる低空飛行訓練を行わないように求めている」と発言。「ドクターヘリの本格運用も始まった。緊急搬送はどの地域にかかわらず需要がある。ドクターヘリや防災ヘリと米軍機のニアミスによって重大事故の懸念がある」と不安を語った。
オレンジルートの四国側の入り口とされる海陽町。片田一雄参事は、オスプレイに関する政府の安全宣言や日米合意について「『できる限り』という表現が多く、何でもありなのではないか。どこまで規制できるのか心配だ」と語った。
海陽町で漁業を営む男性は、「この先の大島、出羽島をかすめてこの上を飛ぶ。パイロットの姿まで見えよる。キンキンという金属音がしてうるさいのお」と作業中に目撃した低空飛行の様子を話していた。