日付:2012-10-26 |
「オスプレイ大変危慣」と高知県副知事
低空飛行調査・懇談2日目、高知県庁を訪れ、低空飛行の実態やオスプレイ配備について岩城孝章副知事と懇談。井上参院議員、仁比聡平前参院議員、衆院比例四国ブロックの笹岡さん、衆院高知1区の春名さん、2区の岡田さん、塚地高知県議らも同席。
岩城副知事は、低空飛行中止を繰り返し求めてきたと述べ、「大変危ぐしている。県民の命が騒音などで害されたり、再び万が一のことがあったりしてはならない」と強調。オスプレイ配備について「“どこを飛ぶかわからない”では日米合意の順守もチェックできない。飛行ルート・計画を明らかにするよう関係機関とも連携して求めていきたい」と述べた。
聞き取り調査に「耳元に滑走路があるよう」
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高知県本山町で聞き取り |
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高知県大豊町で聞き取り |
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京柱峠から米軍低空飛行ルートを確認 |
本山町では、11年に飛来回数49回(飛来機数65機)、12年にも飛来回数22回(飛来機数23機)の低空飛行が確認されている。本山町の総務課長は、「1980年代後半からごう音をあげ嶺北地域の上空を飛び回るようになった」と指摘。「早明浦ダム(土佐町)に米軍機が墜落するという事故があり、日米両政府にたびたび訓練の中止を求めているが、いまだに行われている」と憤りました。
米軍機の低空飛行が今年度もすでに9件の目撃件数がある大豊町の担当職員は、調査団に「オスプレイの訓練は言語道断だ」と語った。
本山町立保育所に勤務する女性は、「ごう音に子どもたちがパニックになり、おとなに抱きつく子や外に飛び出す子もいます。まるで耳元に滑走路がある感じがします。危険なオスプレイの飛行は絶対だめ」と話した。
また、祖谷地区に住む男性は、「山の上から急降下したり、2機が追いかけるように飛ぶこともある」と証言。祖谷地区で民宿を経営する男性も「裏の山から飛び出てきて、向こうの山に突き当たるようにしてカーブする」と語った。