日付:2013-07-28 |
さいたま市の別所沼公園で行われた埼玉県原爆死没者慰霊式に出席。柳下礼子県議、久保美樹・守谷千津子さいたま市議も参加。私が党を代表してあいさつしました。
原爆でなくなった方に心から哀悼の意を表するものです。また、核兵器廃絶と原爆被害への国家補償を求める、しらさぎ会をはじめとした関係者の皆さんのご努力に深く敬意を表するものです。被爆者の4%程度しか認定されていない原爆症認定問題の抜本解決のために、皆さんと力を合わせたい。
いま核兵器廃絶を求める新たな運動が広がっています。
昨年の国連総会では、核兵器禁止条約の交渉開始を求める国連決議に賛成した国は、135カ国、加盟国の7割にのぼりました。また、2015年に向けたNPT再検討会議にむけたジュネーブでの今年の準備会合では、南アフリカが提案した、核兵器の非人道性を告発し核兵器不使用を求める共同声明に80カ国の政府が賛同したことは重要です。「核兵器の非人道性」がクローズアップした背景には、被爆者を先頭にした日本の運動があります。
しかし日本政府は、この共同声明への署名を拒否。日本政府は、「いかなる状況下でも核兵器が二度と使われないことは人類生存の利益」とする声明から「いかなる状況下でも」を削除するよう要求し、賛同を拒否しました。これは一定の状況下での核兵器使用を正当化するもの。根本には、日本が日米軍事同盟のもとで、米国の「核の傘」に縛られていることがあるからです。憲法九条を生かすことこそ、被爆国日本の使命です。日本の核兵器廃絶の運動が重要です。
福島原発事故は、多大な被害をもたらしました。「核」の被害者を二度と出してはなりません。原発事故被害者への賠償と健康管理、生活再建に全力を挙げることが必要です。そして原発再稼動、原発輸出は中止を。原発ゼロの日本の実現をめざしましょう。