日付:2014-06-14 |
兵庫県朝来市で米軍機低空飛行訓練ルートである「ブラウンルート」の調査。
↑上の地図は、中国・四国地方で自治体などが設置した米軍機監視の騒音測定器マップです(低空飛行解析センター作成)。この2年半で自治体が設置した騒音測定器は27ヵ所にも及びます(設置予定含む)。被害のひどさを示すとともに、米軍機低空飛行訓練中止を求める運動の広がりを実感します。
朝来市はブラウンルートの東端にあたり、生野ダムが米軍機飛行のポイントとされています。
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写真は兵庫県朝来市さのう高原。パラグライダーのメッカです。宿泊施設の館長からお話を聞きました。この谷筋を右から左へ、山の稜線より低い位置を米軍機が飛んでいったそうです。最近は回数も少なく、高いところを飛んでいるとのこと。「ドカン!という衝撃波が凄かった。パラグライダーエリアに米軍機が飛ぶのは怖い。人が暮らしているところで飛ぶのはやめてほしい」。 |
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生野ダム。ダム管理者の説明では、パイロットの顔が見えるような距離でダムの上を飛んでいったそうです。近くの山から眼下を蛇行して飛ぶ飛行機も見たとのこと。この5月30日にも飛んできました。 |
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ダム下流の高齢者福祉施設。職員の方は「かつて一日何度も飛んでいた。2機、3機と飛んでいく。最近はあまり飛んでいないですが、ドクターヘリの利用も増えているので心配です」。 |
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関西電力の多々良木ダム。180万キロワットという日本最大の揚水発電ダム。このダム湖の奥に奥多々良木ダムがあります。 |
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管理者の関電社員が目の前を飛ぶ米軍機に驚いたそうです。下流の住宅では「家に雷が落ちたと思って、家から飛び出した」という話も。 |
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昼食場所の蕎麦屋さんの前。遠くに見えるのは、最近有名になった「天空の城」竹田城跡。戦国期の山城です。「日本のマチュピチュ」ともいわれ、史跡保全のために入域制限がかかるほどの人気です。 |
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手前に広がる田んぼの回りには、シカとイノシシ避けの柵。電気柵もあります。朝来市は兵庫県で一番シカがでる場所だと言います。私も昨晩、車で移動中にシカの親子を見かけました。被害は深刻です。 |