第180 通常国会 2012/1/24~2012/9/8 日付:2012-07-24 |
米軍岩国基地(山口県)への陸揚げが強行された垂直離着陸機MV22オスプレイによる低空飛行訓練が全国7ルートで計画されている問題を取り上げ、オスプレイの配備と低空飛行訓練の中止をアメリカに求めるよう迫った。
米軍の報告書が、岩国基地やキャンプ富士(静岡県)に加え、「他の米軍施設に飛行することもあり得る」としている。三沢、横田、厚木基地が含まれるのかと追及。
防衛省の神風英男政務官は「そういう理解でいい」と認めた。また、防衛省は、山口、広島など30都府県と青森・三沢市、東京・福生市など18市町に情報提供したことを明らかにした。
米軍の低空飛行訓練ルートの存在をただしたのに対し、神風氏は「6本の訓練ルートの正確な位置を認識したのは今回が初めてだ」と明言。中国地方に存在が指摘されるブラウンルートについては「米軍の運用にかかわる事項により承知していない」と述べた。訓練ルートの詳細も「米軍の運用にかかわるもので答弁できない」(神風氏)との態度に終始。
山形県の吉村美栄子知事が「県の防災ヘリ飛行に整合性が取れるのか」との懸念を表明している。米側の訓練ルートについて何も分からなければ、心配の声があがるのは当然だ。
外務省の中野譲政務官が「今後しっかりと説明責任を米側に求めたい」と答えた。
必要なことさえ確認せずどうやって説明責任を果たせるのか。オスプレイ配備について米側にノーと言うべきだ。
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