第183 通常国会 2013/1/28~2013/6/26 日付:2013-05-10 |
消費税の転嫁を妨害するとして広告・宣伝を規制する問題。増税ありきで消費者・国民と中小・取引業者を混乱させている。
「3%値下げ」という表示の是非について政府答弁が、「分からない」から「禁止の対象にならない」と認め、○×表示でいえば、「△から○に」変わった。国民や事業者に混乱をもたらしたことは極めて重大だ。
還元セールで消費税導入時と5%増税時にも景品表示法に基づく表示に関する手引(ガイドライン)を策定し、「転嫁していません」「値引きします」などの表示を規制してきた。うまく機能してきたか調べて法案を出したのかと質問。
森雅子消費者相は「記録がないので分からない」としか答えられなかったが、調べもしないで法案を出すやり方が混乱をつくっている。
大手スーパー・イトーヨーカ堂がかつて「消費税分還元セール」を行って、大きな成果を誇示したのは、根本的には、消費税増税がいかに消費を冷え込ませるかを物語っている。消費税増税そのものをやめるべきだ。