第185 臨時国会 2013/10/15~2013/12/8 日付:2014-01-04 |
1)NHKラジオ難聴地域の解消
東日本大震災でラジオの役割が再認識されたが、いまだに山間地や離島などラジオ難聴地域が残されている。NHKによると過去10年間で10県15市町村からラジオ受信状況の改善を求める要望があった。それ以外にも宮崎県や福島県などにも難聴改善を求める要望があることを紹介し、実態把握を要求。NHK理事は、各放送局単位で把握している難聴地域について、全国ベースで整理することを約束した。
私は、高橋千鶴子衆院議員に寄せられた秋田県東成瀬村の要望書を紹介し、改善策を取ることを求めた。新藤総務大臣は「法制度の整備で、AM放送に比べて中継局の設置費が安価なFM方式での整備が可能となった。民放も含めて取り組んでほしい」と答弁。NHKの松本会長も「新制度を活用しながら、引き続きラジオ難聴の改善に努めたい」と約束した。(12月3日、総務委員会)
その後、NHKが東成瀬村にたいして、2014年度中の調査、2015年度の難聴解消の工事計画について説明したとのこと。
2)コミュニティ放送への支援
コミュニティ放送の普及にあたっては、電波の不足が深刻。首都圏や大阪では、総務省が「周波数逼迫宣言」を出している。私は逼迫宣言の解消を要求。新藤大臣は「アナログテレビ放送の使用周波数帯の跡地(V-LOW帯)について、コミュニティ放送に割り当てる方針を出した。周波数逼迫宣言は解消できるのではないか」と答弁。(12月3日、総務委員会)