第186 通常国会 2014/1/24~2014/6/22 日付:2014-02-21 |
NHKの政府からの独立についての認識をただし、この問題を理解しない籾井氏に対して辞職を求めた。
籾井氏は、日本軍「慰安婦」問題や秘密保護法など、戦争責任の認識や政権との距離が批判された自らの発言について、その後「真意が伝わっていないので取り消した」と答弁。
個人的見解そのものを変えたのか?とただすと「ここで言うことは控えたい」と答え、本音は変わっていないことを浮き彫りにした。
放送法の目的は「健全な民主主義の発達に資すること」だ。根本には国策を放送し戦争に加担した戦前のNHKの反省がある。戦後政治の原点は、侵略戦争への反省を踏まえた日本国憲法だ。民主主義の発展に貢献するNHKが政府からの独立を求められるのは当然だ。
それに対し籾井氏は「戦前の反省に立ったかどうかは分からないが、今の形になった」などと述べた。
安倍政権に迎合するような一連の発言は『政府からの独立』という立場と相いれない。
籾井氏は「そういうことはない。政府からは何の指示も受けていない」と答弁。
国際放送について「政府が右というものを左というわけにはいかない」という籾井氏の認識について改めてただしたが、「この場でコメントは控えたい」と繰り返すだけ。
政府からの独立、公権力からの自立について無理解な籾井氏に、NHK会長の資格はない。
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