第190 通常国会 2016/1/4~2016/6/1 日付:2016-04-05 |
毒性が強い化学物質PCB(ポリ塩化ビフェニール)の無害化処理の対象などを拡大するPCB廃棄物特措法改定案を採決し、全会一致で可決。採決に先立って質問した。
処理費用がすでに当初想定を上回る約4400億円に達したうえ、さらに3800億円の膨大な費用に加え、処理施設の解体撤去費用もかかる。排出事業者の負担と国民の税金によって賄われている。『汚染者負担の原則』に立って製造者に負担を求めべき。
丸川珠代環境相は、排出事業者が破産した場合などに限って「(製造者への)負担のあり方は検討する」と答弁。
条件を限定せず、しっかり負担させるべきだ。
経産省が電気事業法に基づいて把握している使用中のPCB使用電気工作物が2万台ある。環境省に、この2万台を今後見込まれる処理対象量に含んでいるのかただすと、同省は「すべて見込んではいない」と答え、処理対象量に含んでいないことを認めました。
処理を期限内に終わらせる必要があるのに、その計画作りにすでにあるデータすら活用していない。これではまともな対策はとれない。環境省の責任と本気度が問われる。
丸川環境相は「データはデータとして実態の確認をすすめる」と責任を認めませんでした。
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