第190 通常国会 2016/1/4~2016/6/1 日付:2016-04-19 |
福島第一原発作業員の危険手当と同原発事故による除染費用負担について追及。
福島第一原発の作業員の労働条件の改善をはかる危険手当の増額について東電に確認。廣瀬東電社長は、マスク着用は2万円、アノラック着用は3万円であることを認め「タングステンベスト着用の作業は4万円」と答えた。
現場からは危険手当が払われていないとの声が届いている。待遇改善のためには、賃上げ額を掴むことが必要だ。アンケート項目に追加すればすぐにできる。
廣瀬社長は「労働契約の内容について確認する」と述べるに留まった。
また、除染費用負担について質問。
除染費用は、除染特措法に基づき、環境省が原因者である東電に請求し東電が負担することとなっている。
2013年12月に閣議決定された『福島復興加速化指針』では、東電の費用負担の責任があいまいになっている。閣議決定以降に計画された帰還困難区域の除染費用について、東電は支払に応じていない。費用負担の責任は東電にある。
廣瀬社長は「除染特措法と閣議決定に基づき対応する」、丸川環境大臣は「閣議決定について東電と協議する」と述べるに留まった。
→「議事録へ」