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第193 通常国会 2017/1/20~2017/6/18
日付:2017-04-12
【倫理選挙特別委員会】政治資金の公開当然/「収支報告速やかに」
政治資金の収支の公開が後退している問題を取り上げました。
総務省・都道府県選管に届け出られた政治資金収支報告書の公開は、09年まで9月末でしたが、現在は11月末に遅くなっています。
高市早苗総務大臣は、その理由を「07年の法改正により国会議員関係政治団体の制度が創設され、収支報告書の範囲が拡大、政治資金監査が義務付けられたことで、提出期限が2カ月延長されたため」とのべ、「事務の効率化もあるかもしれないが、適切に運用されている」と答弁。
私は、「事務量が増えたというが、全政治団体の5%程度の国会議員関係政治団体は、監査済みの報告書を提出しており、そのまま公表すればよい。公開を遅らせる理由にならない」と批判しました。
また、その法改定で、収支報告書をインターネット公表している都道府県選管は要旨を作成しないことも可能となりました。要旨が作成されない場合、公開期間の3年を過ぎると収支の概略すら見えなくなります。これまで作成されてきた要旨を作成していない選管は21府県に増加しています。
私は、「要旨の作成もネット公表も当然だ」とのべ、ネット公表されている収支報告書は削除せず公開し続けるよう提案。「政治資金規正法は、収支の公開で、政治活動を国民の不断の監視と批判のもとにおくことになっている。収支報告書は、そのまま速やかに公開すべきだ」と主張しました。
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