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第193 通常国会 2017/1/20~2017/6/18
日付:2017-05-31
【倫理選挙特別委員会】衆院定数削減と区割り改定法案/死票を生み出す小選挙区制は廃止を
衆院定数10削減と小選挙区の区割りを行う区割り改定法案について質問しました。
複数の選挙区に分割される市区町の問題について、「候補者がわかりにくい、選挙への関心が持てない」との声を都道府県があげていることに触れ、「このような有権者の想いを、どう受け止めているのか」と質問。
高市早苗総務大臣は「人口格差を2倍未満とするには、市区の分割は避けがたい。有権者や関係者に、丁寧に周知する」と答弁しました。
また、選挙実務を担う選挙管理委員会連合会が分割市区を「投開票事務の効率化を阻害する要因」だと指摘している。この約10年間の衆院選で選挙事務のミスの件数をただすと、総務省は3倍に増加していると答弁。
今でも、ギリギリの人員と経費で苦労している中、複数選挙区の管理執行を行う選管は、さらに負担が増し、選挙事務ミス増加の懸念があり、「選挙の公正性の障害とならないか」と質問。
総務省は「きめ細かく支援したい」と答えました。
「このような事態を招いているのは小選挙区制をとり続けているからだ」。「憲法が求める投票価値の平等は、選挙区間の人口格差是正にとどまらない」と述べ、「第1党が4割の得票で7~8割の議席を獲得し、半数にのぼるいわゆる死票を生み出す小選挙区制は廃止せよ」と主張しました。
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