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第193 通常国会 2017/1/20~2017/6/18
日付:2017-09-14
【原子力特別委員会】閉会中審査
専門的見地から助言を得るための「アドバイザリー・ボード」(会長=黒川清・元東京電力福島第1原発事故の国会事故調査委員長)を開きました。アドバイザリー・ボードは、国会事故調の国会に対する提言に基づき、特別委の助言機関として5月に国会に設置され、7人の会員から構成されます。日本共産党からは、私と藤野保史議員が質問しました。
藤野議員は、核燃料サイクル見直しの必要性や、「世界でプルトニウム削減が求められる中、日本の原発再稼働や使用済み核燃料の全量再処理路線はどういう意味を持つか」と質問。
鈴木達治郎・長崎大学核兵器廃絶研究センター長は「核燃料サイクルは高速増殖炉が実現しないと意味がないので、『もんじゅ』廃炉の時点で、核燃料サイクル見直しは必至だ」と述べました。また、「原子力の将来の見通しがはっきりしない時点で、再処理を続けることは、プルトニウムの在庫量が増えるということ。これは避けなければいけない。そのために必要でない再処理はやめるという決定が必要」と説明しました。
私は、原子力規制委員会が東電の原発運転の適格性を容認したことに関連して質問。米山新潟県知事が東電原発事故の検証委員会を立ち上げ
1)事故原因
2)健康と生活への影響
3)柏崎刈羽原発の避難計画
――という三つの検証を行うようにしていることを取り上げて、このような検証も途上なのに、東電の原発運転の適格性の判断ができるのかと指摘しました。
橘川武郎参考人は、避難計画立案への国の関与について国際的な基準と齟齬があると述べ「避難計画には問題がある」と答えました。鈴木達治郎参考人も避難計画について「国民が安心できる仕組みをつくってほしい」と述べました。
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