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第180 通常国会 2012/1/24~2012/9/8
日付:2012-03-16
【内閣委員会】イスラム諸国の留学生名簿を大学・専門学校が警察に提出/徹底調査、破棄せよ
警視庁公安部が作成した疑いのある文書がインターネット上に流出した事件(2010年10月。大学や専門学校がイスラム諸国からの留学生名簿を警察に提出していた問題を取り上げた。
流出文書では、留学生の把握数(表上)が示され「(東京農工大、電気通信大)の管理者から留学生名簿を入手、イスラム諸国人留学生179名を把握」「帝京大学に対する管理者対策により、サウジアラビア人留学生16名が在籍」などと記載されている。
留学生のプライバシーの重大な侵害が疑われる。各大学の個人情報保護方針にのっとらず、警察を含む行政機関に個人情報を提供することは重大な問題だ。城井崇文部科学政務官は「法令に基づいて各大学の判断により適切に対応されるべきもの」と答えるにとどまった。
留学生を受け入れている教育機関の大半が警察に名簿を提出した可能性がある。学校任せにせず国としての徹底調査を求めた。城井政務官は「法令に基づき適切に対応」との答弁を繰り返すだけ。
あなたの国からの留学生は、犯罪者予備軍として個人データを警察で管理していると誤ったメッセージを発することになる。松原仁国家公安委員長に対し、警察内に名簿があるか調査し、その破棄を求めた。
警察関係者280人、市民約1000人、法人・団体680の個人情報が流出したことに対し、おわびもないのは言語道断。被害者は精神的苦痛を受け経済的な不利益も被っている。謝罪すべきだ。松原委員長は「遺憾」と表明しながらも、謝罪は拒否。
そんな答弁では警察の信頼は回復されない。
各大学におけるイスラム諸国からの留学生の在籍人数や名簿を把握していた警視庁公安部の流出資料の拡大
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