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第177 通常国会 2011/1/24~2011/8/31
日付:2011-02-22
【総務委員会】日本郵便が非正規を“狙い撃ち”/雇い止めやめよ
JPエクスプレスの宅配便会社の統合による赤字を口実にした日本郵便の“非正規切り″は許されない。
日本郵政における非正規の正社員化の意義を尋ねると、片山善博総務相は「出来るかぎり労働者の雇用条件というのは安定した環境が必要だと思う」と答えた。
今回の流れは、非正規の正社員化に逆行する。雇い止めや『意向確認調査』の提出を求めて勤務時間削減をせまる“兵糧攻め”で退職に追い込むものだ。
郵便事業会社の赤字の主な要因は何かと問いただしたのに対して、平岡秀夫総務副大臣は、「当初(の見通し)より悪化した収支のうち、JPエクスプレスと の統合によるものが中間期で8割、通期では9割を占めている」と答弁。赤字の主要因がJPエクスプレスの統合によるものであることが浮き彫りになった。
懸念の声を無視して宅配事業の統合を推進した現経営陣と、追認した総務省に赤字の責任があると追及すると。日本郵政の中条吉郎専務執行役は「悪化させた 責任は真摯(しんし)に受け止めなくてはならない」と答弁。平岡副大臣は「厳格な審査をしていればという思いがある」と認めざるをえなかった。
赤字の責任を労働者にしわ寄せするのは許されない。雇用を確保する立場で指導監督を行うよう要求した。
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