埼玉/原爆死没者慰霊式に出席

 埼玉県原爆死没者慰霊式に出席。原爆で亡くなった方々に哀悼の意を表するとともに、今なお後遺症で苦しむ方々にお見舞いを申し上げます。

 核兵器廃絶と原爆被害への国家補償を求める活動に心から敬意を表するものです。

 昨年7月、核兵器禁止条約が採択され、条約採択に貢献したICANはノーベル平和賞を受賞。被爆者のみなさんの取り組みが世界の平和を願う運動と一緒になって、国際政治を動かす大きな力を発揮しました。

 朝鮮半島の非核化に向けた動きを前進させたい。

 そのためにも、日本政府が核兵器禁止条約の署名、批准に踏み出すように、力を合わせてがんばります。


「しんぶん赤旗」7月31日付・首都圏版より

原爆の犠牲者を追悼/埼玉/被爆者や団体代表など出席/塩川氏あいさつ

 埼玉県原爆被害者協議会(しらさぎ会)は29日、さいたま市で第33回県原爆死没者慰霊式を開きました。被爆者や遺族、県やさいたま市、各政党・団体の代表らが出席し、「慰霊の碑」に献花して原爆の犠牲者を追悼しました。

 田中熙巳会長が「慰霊のことば」を読みあげ、昨年、国連では核兵器禁止条約が採択され、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)がノーベル平和賞を受賞し、授賞式には被爆者代表も参加したことを報告。一方で、日本政府が条約に署名も批准もしないことは「極めて残念」だとして、「『ヒバクシャ国際署名』を国の内外にいっそう大きく広げ、核保有国とその同盟国の市民社会の世論を動かし、核政策転換に生かすことが強く求められています」と語りました。

 日本共産党、自民党、立憲民主党、国民民主党の代表があいさつ。共産党からあいさつした塩川鉄也衆院議員は、世界では核兵器禁止条約ができ、朝鮮半島では非核化に向けて南北首脳会談や米朝首脳会談が行われるなかで、被爆者が核兵器廃絶を願う運動を支えてきたと指摘。「日本政府が核兵器禁止条約に署名・批准するよう、みなさんと力をあわせて頑張ります」と述べました。