【衆院議院運営委員会理事会】統計不正/真相究明に背/予算委の審議、採決すすめる政府与党

 衆院議院運営委員会理事会。

 予算委員会理事会は、委員長の職権で明日の補正予算案採決を決めました。これを受け高市議運委員長は、補正予算案の採決のための本会議について、野党4会派の反対を押し切り、職権でセットしました。

 予算委員会では統計不正問題の質疑が行われています。真相解明のために要となる勤労統計調査特別監察委員会の樋口委員長や組織的隠ぺいに関与したのではないかという大西前政策統括官の参考人招致を与党が拒否しています。

 特別監察委員会の委員長に来てもらわなければ調査報告書の中身を質すことができません。大西氏は根本大臣が指示すればすぐにでも国会で答弁できます。

 与野党国対委員長会談では、真相究明について確認しています。与党は真相究明に背を向けていると言わざるを得ません。

 最低限の要求さえ拒否して、審議、採決をすすめる政府与党の姿勢は、国民の理解は得られません。