環境破壊・土砂災害などへの懸念/埼玉・日高市/メガソーラー建設計画

 埼玉県日高市高麗本郷のメガソーラー建設予定地を視察。佐藤真日高市議も一緒です。国道と民家に接する急傾斜地15ヘクタールの林地に計画されています。

 地域住民の方から自然・生活環境、土砂災害などへの懸念の声が上がっています。「林地でのメガソーラーはやめてほしい」「土石流などの災害が心配」。土砂災害で幹線国道が寸断されることも考えられます。


 メガソーラー建設予定地に隣接する場所に子どもたちが自然に親しむ遊び場をつくろうと取り組んでいるみなさんがいます。

 開発予定区域内には、アカハライモリやトウキョウサンショウウオ、オオキジノオといった希少動植物が生息しています。

 沢沿いにあった谷津田を復元しました。今日の午後から田植えを予定しているといいます。この田んぼの上流部に、メガソーラーの事業者が調節池を計画しています。(写真下↓)


メガソーラーに不安/埼玉・日高/塩川氏ら予定地視察

「しんぶん赤旗」6月11日付・首都圏版より

 埼玉県日高市にメガソーラー施設の建設が計画されている問題で8日、日本共産党の塩川鉄也衆院議員、佐藤真市議は現地の視察を行いました。

 メガソーラー施設の建設は、同市高麗本郷の国道299号付近の斜面15ヘクタールを予定地として計画されているもので、地元住民による建設反対運動が起こっています。

 建設予定地内部を案内した地権者の一人は「建設予定地には沢が流れている。昔は水田があったため、土が軟らかい場所もある。広島県で起こった豪雨災害のようなことが建設後に起きないか不安だ」と話しました。

 建設反対運動を進めている高麗本郷メガソーラー問題を考える会の上野文康代表は「一番怖いのは土砂災害。未来の人たちが困るようなことは到底容認できない」と強調しました。

 塩川氏は資源エネルギー庁が作成した太陽光発電に関する事業計画策定ガイドラインを関係者らに手渡し。「災害をもたらす施設は論外。災害や環境への対策をどうするのか事業者は地域住民にきちんと説明すべきだ」と指摘しました。