栃木・日光市、鹿沼市/横根高原メガソーラー計画地現地調査

 立憲民主党主催の「横根高原メガソーラー計画地現地調査」に参加。立憲民主党の福田昭夫衆院議員と松井正一県議ら地元地方議員とともに、わが党の野村節子県議ら地元地方議員が参加。

 横根高原メガソーラーに反対する日光市民の会・同鹿沼市民の会のみなさんにご案内をいただきました。

 貴重な自然環境と生活環境を守るため、一緒に取り組んでいこうと確認し合いました。
今後、日光市や鹿沼市、栃木県、国等にどう働きかけていくか、相談していきます。


栃木メガソーラー計画//県内の共産・立民議員、市民団体/現地を共同調査

「しんぶん赤旗」9月18日付・首都圏版より

 栃木県の日光市と鹿沼市にまたがる前日光自然公園の横根山高原に計画されている民間の大規模太陽光発電施設(メガソーラー)問題で、県内の日本共産党、立憲民主党の代表らと、両市で計面に反対する市民団体が参加した現地調査が16日、建設予定地内周辺で行われました。

塩川氏「撤回させる」

 市民団体と政党がそろった合同調査は初めて。立憲民主党第2区総支部長の福田昭夫衆院議員か呼びかけたもので、共産党の塩川鉄也衆院議員、野村せつ子県副委員長(県議)らと、立民の松井正一県議などが参加しました。市民団体から、「横根高原メガソーラーに反対する自然観察の会」(鹿沼市)と「横根高原の自然を守る日光市民の会」(日光市)の代表らが集まりました。

 雨天の中、総勢約20人が調査に参加。その後の話し合いで、社民党なども含む超党派、市民団体による連絡会を結成し、国、県、両市に中止を求める働きかけをすることを確認しました。

 同事業計画は、海抜1373メートルの高原約103ヘクタールに総出力36メガワットの発電所を建設するもので、電力会社との接続契約はすでに完了しています。

 参加者からは、「日照時間が短く、送電設備に多順な負担がかかる悪条件なのに、ここの建設にこだわるのか、事業者の意図が分からない」との声も上がりました。

 塩川氏は「建設予定地は、日光市の足尾町の飲料水の水源だ。国の絶滅危惧種に指定されている『チシマウスバスミレ』などの貴重な植物の群生も碓認した。計画を撤回させるため、頑張りたい」と話しました。

 計画の撤回を求める署名はこれまでに、日光市議会1万人分余、鹿沼市議会8千人分余が、それぞれに提出。街中には、撤回を求める看板が立てられるなど市民運動に発展しています。