台風19号・都幾川被害/追及受け、国交省が「決壊」と発表

 国土交通省は、昨年10月に発生した台風19号による都幾川の堤防被害について、「越水(※1)」と発表していたものを、「決壊」と修正しました。

 私は3月18日の内閣委員会での質問で、発災直後に調査に入った際に撮影した堤防がそっくり流されている写真を示し、国交省の認識が越水ということでは住民の方は納得がいかないのではないか。国交省の誠実さが問われる問題であって、放置することは認められない、と追及。今回の措置はこの質問を受けての対応です。

 

 本日、国土交通省の担当者が国会事務所に来室。秘書が説明を受けました。担当者はご指摘を踏まえ、本日、関東地方整備局で「決壊」と発表した。

 また、同様の個所が他にないか、関東・東北・北陸の他の河川について調査を行った。その結果、都幾川右岸でも新たに決壊か所が見つかったため、そちらも公表した。現在打ち出している対策に加え、新たな対策が必要かどうかについては、堤防調査委員会に諮り、専門家の方に検討していただいているところ」との説明でした。

 事実に基づいた治水対策を進めるために、今後も頑張ります。

(※1)越水:川の水が堤防を越えてあふれ出したが、堤防そのものは残っている状態