【「しんぶん赤旗」掲載】「国葬」違憲性検証の場に/協議会初会合/塩川氏が主張

「しんぶん赤旗」11月2日・2面より

 安倍晋三元首相の「国葬」を検証する衆院各派代表者による協議会は1日、国会内で初会合を開き、今後、週1回程度で開催することを確認しました。次回は「国葬」実施の経緯や考え方、経費などについて政府の説明を聴取し、憲法学者ら有識者からのヒアリングを行い、12月の国会会期末までに「結論をうる」方向です。

 日本共産党の塩川鉄也議員は「安倍元首相の国葬は国民の6割が反対の声を上げていた。安倍『国葬』の違憲性を検証する場とすべきだ。『国葬』実施は、憲法14条の法の下の平等、19条の思想及び良心の自由を侵害するものだ。こういった問題についてしっかり議論を行っていきたい」と述べました。

 その上で塩川氏は「岸田文雄総理が出席し、説明をすべきだ」と主張。過去に行われた吉田茂元首相の「国葬」や総理経験者の合同葬などの経緯、国会の関与についての資料提出を政府に求めました。