荒川第二・第三調節池整備事業/メリットの明確な説明を

 荒川第二・第三調節池整備事業に関して、国交省からヒアリング。伊藤岳参議院議員、守屋ひろ子県議らと一緒に。

 河川敷に新たな構造物をつくることによる治水効果について、明確な説明がありません。荒川中流域の住民にとって、どんなメリットがあるのか不明確であり、懸念が拭えません。


藤・塩川氏荒川調節池ヒアリング/支川堤防の強化必要

「しんぶん赤旗」12月9日・13面より

 目本共産党の伊藤岳参院議員、塩川鉄也衆院議員、守屋裕子埼玉県議は11月29日、荒川第2・第3調節池について、国土交通省や荒川調節池工事事務所、荒川上流河川事務所からヒアリングしました。地域住民らも参加しました。

 同調節池は、さいたま市や川越市などに接する荒川河川敷内に堤防を造り、建設するものです。

 地域住民からの「河川敷の中に囲繞堤(いぎょうてい)という巨大構造物を造ることで川幅が狭くなり、洪水初期には水位が上がってしまう」などの指摘に対し、国交省は明確に答えませんでした。

 守屋氏は。荒川と入間川の合流地点について、同調節池ができることで、支川より本川の水位の万だ高いことで、支川の水位が上がるバックウォーター現象が起こる可能性が高まるのではないかと指摘。川越市側の堤防や入間川の堤防をさらに強化することを求めました。

 荒川上流河川事務所は「市から要望があれば検討したい」と答えました。